一プレイヤーとして
去年まで僕は作品至上主義でした。作品のクオリティを上げるためならば他のすべてを犠牲にするべきという意見。
だったのですが、去年から「それおかしいんちゃうか?」と思うようになりました。
もちろん今回のアンケート・ダメ出しにて全体完成度の低さを多く頂いてますし、この記事を書くことで言い訳にするつもりじゃないんですが。
完成された脚本と熟練された役者を揃え、隙のないメソッドで芝居作りを行えば、ある程度面白いものはすぐ作れる。
けれどそんな模範解答のような芝居を見て誰が面白がるんだろうか?
一キャストが、一スタッフが、一人のプレイヤーとして、舞台というフィールド上で自分にしかできないことを表現し、それを楽しむ。それでこそ自分が自分であることを誇れる、俳優という存在なんだと思います。このチームはそういうチームであってほしかったので、稽古コンセプトは「舞台を楽しむこと」でした。
ただし、確かに今回非常に芝居のロスが多かったです。ロスの多さはノイズでしかない。お客さまを集中させることが出来なかった点は、演出として至らなかった所でした。申し訳ないです。そのほか演出として多大な失態はあったのですが、それはまた違うところで。
とにかく、有馬は指導力を上げねば。